写真はこぼれ種が落ちて花を咲かせている菜の花です。
捕食できない植物は、根っ子によって微生物との物質交換で栄養をたくわえ免疫力を養っていますが、目に見えないバリアで害虫を寄せ付けないようにしている仕組みは素晴らしいですね。
一方、人は哺乳類ですが、腸内で微生物の力を借りて栄養や免疫力を獲得する仕組みを持っています。それは、根と土の関係とよく似ています。ミミズのように、食道から肛門までの一本の腸管を靴下のようにひっくり返すと根っ子と同じ関係になるのも面白いです。人の免疫力も草木の根と同じように微生物との共存共栄で養われています。
近年、衛生を過剰にきづかい、全てにおいて消毒を試みる方を見受けますが、わたしたちは自然免疫力を蓄えて、さまざまな微生物と上手に付きあうことができる身体の機能が本来備わっていたはずです。
腸内細菌にダメージをあたえるモノは主に食品添加物、薬(ステロイド、抗生物質、鎮痛剤など)、農薬や除草剤などがあげられます。薬のちからをかりる時もありますが、必要に応じて適度な摂取や使用をおすすめします。
自分のちからを信じて生きていける調和のとれた身心をめざしましょう!
晴れの日も嵐の日も根付いた土地で自然を受け入れている草木を健気に思うことがあります。